Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門

Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)

Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)

久しぶりにMySQLの関係の本を読んでみました。 最近あんまり技術書も読めてなかったので、楽しく読めた。

特に後半、MySQLのソースを読んでいこうって展開が好きだ。 大きなソースコードを改修していくときは、こういうことやるよなー、なんて。 著者の方はサービスの会社にいるから、現場感があって、やけにリアルだ。

「技術者が疲弊する」という言葉があって、 持続可能な状態を上手く作ることを意識していて、素晴らしいです。

以下気になったところ、羅列。

  • mysqldump --dump-slave (p.162)
    • バックアップ時点でのマスターのバイナリログの位置情報記録
  • スタックダンプをとるshellscript (p.198)
  • トリガーを使って変更履歴を記録し、あとでまとめて反映 (p.218)
  • HandlerSocket (p.248)
    • memcachedプロトコルで通信するMySQLプラグイン
  • FacebookのOnline Schema Change Tool(p.268)
  • データモデリングをどのように勉強するか(p.288)
    • 実践的データモデリング入門
    • 業務別データベース設計のためのデータモデリング
    • 生産管理・原価管理システムのためのデータモデリング
    • グラス片手にデータベース設計〜販売管理システム編
  • ユーザIDのインデックスは断片化しやすい(p.290)
  • 時系列処理の高速化アプローチ(p.292)
    • レンジパーティショニング
  • 対象スレーブで事前にselectしておく(p.295)
    • 削除対象のレコードをいったんメモリに載せておくことで、高速化する。
    • まー数百件ずつ消すのが現実かなかな、、、
  • Universal Scalability Law (p.298)
  • tcpdumpとmk-query-digestの使用例(p.304)
  • MySlowTranCapture (p.308)