デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則

デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則

デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則


この本を読んだことのない、マネージャーみたいな人はダメだ。
って思うくらいよい本だと思いました。


小説風になってて楽しく読めます。


要点がありすぎて、ここで一言ではかけないですが、
人間を増やしても、開発スピードは上がらないってところ
の僕の理解は、


ソフトウェアの開発で人間を増やしても効率があがらないのは、
コミュニケーションコストってことなのかな。


人月の神話にものってますけども、もうちょっと具体的に詳しく書いてある。


例えば、分散処理って、オブジェクト同士に通信が必要になると途端に複雑になる。


人間は複雑性に耐えられない。
それが、能力がどうとかでなく、人間は複雑性に耐えられないと考えたほうがいい。
少なくとも、コンピュータが使いやすくなってきたのは
下の方のレイヤーの複雑性を上のレイヤーに見せないようにしているから使いやすくなってきた。


複雑な物を単純に見せるには、
・単純になるまで細かくする
・詳細をみせないようにラップする
ことだと思う。

以上は閑話休題でしたが。



複雑なものをみんなでやろうとすると、
おなじレイヤー上の人同士のコミュニケーションが必要になる。
コミュニケーションが必要な作業は難しい。


だから仕事を完全に分解し終わったあとに人数を増やしましょう。
そうすると、無駄なコミュニケーションは減るから、うまく行くんじゃね?


みたいな。


さて、これが本当に正しいかどうかは分からない。
ただし、かなり妥当な提案がここにはかかれていると思う。
あと、なによりお話おもしろかったな。