ウェブ時代をゆく

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

こんな本を読みました。


あーこの本10年くらい前に出てたらなーって思いました。

99年とか00年頃、インターネットってすごいなーなんておもって
いろいろやっておった訳です。


perlで掲示板つくったり(カスタム?)だとかね。
easyBBSだっけ?みんなやったよね?


この本に書いてある通り、その当時からインターネットが
個人をエンパワーするモノだってことはなんか感じてた。


ちょっとホームページを作れば、外国からメールがとどいたりした。
その前の時代からしたら大違いだ。
おかげで少しだけ英語を使う機会も増えたし。


でも、当時の僕にとってはそれが仕事になったりするなんて、
全然信じられなかったんだな。
ウェブサイトなんてオモチャだと思ってたし。


なので、新卒で入った会社は印刷の会社の、インターネットの事業部。
まーだめでも、印刷は堅いだろうと。(実際は印刷はかなり押されてきていた。)
いろいろ学ぶ事はできたから、悪い事ばっかりじゃなかったんだけど、
この本のP195にある、

組織や仕事にこんな兆候があると危険だという注意事項を五つほどあげておきたい。

にまさにあてはまる感じの会社。

僕も流されて完全な悪い意味でのサラリーマンエンジニアになりました。


結局、転職して、いまではそれなりに新鮮な空気を吸えています。


僕もいい加減おっさんなので、そろそろ保守的にならんとしているんだろうなぁ。

新しく生まれてくるモノを恐れて生きるか、楽しんで生きるか。
どっちが楽しいかといったら、楽しんで生きる方が、文字通り楽しい。


その為にはポジティブを死守しなきゃ行けない。
新しいモノを愛せる精神を持ち続けなきゃ行けない。
その意識はもっていたいな。


何にせよだ、ちょっと大げさかもしれないけど、
今までの十年、仕事の面ではちょっと後悔してる僕にとっては
今後十年の考え方の一つの指針になり得るかもしれない。


非常に勉強になった本でした。