アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得
アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Dave H. Hoover,Adewale Oshineye,柴田芳樹
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕はいま34歳なんだけど、ちゃんとプログラマーという職種になったのは30前後くらいの頃からだ。
それまではインフラをつくったり、なぜか苦手なOfficeを教えたり、なぜか土下座営業(ゲザっ)たり。
プログラミングもしていたけど、
仕事上で自分のためのツールを作ったり、完全に趣味程度のものだったし、
当時は特別それに対して熱意を持って学ぼうとかはなかった。
だから今でもすごい技術を持っているわけではないし、
経験20年OS作ってたとか、コンパイラ作ってたとか言う人もいる中では経験不足は否めない。
それでも僕を頼ってくれるチームの力になりたいし、自信をもって働きたい。
経験不足を補うための勉強の方法をいろいろ考えた。
そのまよっている時に買った本がソフトウェア開発の名著を読む (技評SE新書 003)という本だ。
この本はいわゆる名著と言われている本を紹介している本で、
ここに載っている本は全部読んでやろうと決めた。
(コードコンプリート下巻がまだ読み終わってない。。。)
このソフトウェア開発の名著を読む (技評SE新書 003)を書いた方が訳者として参加し、
また、ソフトウェア開発の名著を読む (技評SE新書 003)で紹介されていた
ソフトウェア職人気質―人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード (Professional Computing Series)
の実践のためのパターン集的な位置づけのモノが表題の本という事だ。
ここで紹介されているパターンのいくつかは実践できていたし、
いくつかは実践できていなかった。
特に刺さったのが、
「徹底的に調べる」
というパターンで、要は一次情報、論文まで調べぬけ!ってことで、
それは僕がちゃんと行いたいものであって、なりたい像ではあるけれども、
なかなか届かない。
RFCとか読んでると本当に眠くなるし、論文とかになると、
もはや、まず何を読んでよいかもわからない。
自分を振り返ったり、これからの経験を積んでいく上で良い本だと思う。
あと、プログラマーなんかを扱う会社の人事の人なんかも読んでおくべき本だと思うよ。