ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

この本を読みました。 kindleiPhoneで読むなど、ライトな読み方をしました。 面白かったので、サクッと読めました。 なんか、多くの気付きというか、考え方がパッと開けるような部分が結構あってよかった。 意志とか、未来をこうしたいというのが大事。 漸進的に未来を創っていってもいいが、それでは限界があるって話でした。

意志だね。意志。

響いたところ

カジンスキーの人間の目標の分類

通称ユナボマーが優秀な人だったとはしらなかった。

  1. 最低限の努力で遂げられる目標
  2. 真剣に努力しないと遂げられない目標
  3. どれほど努力しても遂げられない目標

確かに、目標は大抵遂げられてしまって、目標自体を見つけにくい時代なのかもね。 レコードブームは懐古主義と断じる。確かにそうかも。

原理主義者の考え方

テロリストやトレンドセッターだけでなく、原理主義者はみなそう考える。 たとえば、宗教的原理主義者は、難しい質問の存在を許さない--- 子供でもすぐに応えられるような単純な真実か、そうでなければ説明できない 神の火石化のどちらかしか存在しないと考えるのだ。

最近の偽医学とか、陰謀論とかもそうだなーっと、斜め上の理解をしてしまった。

競争は資本主義の対極にある。

なに!?ちょっと意外な切り口。 競争によって収益が失われる。うーむ確かに、能ある鷹は爪を隠すと。

先人の通った道は行き止まりかもしれない。隠れた道を行くべきだ。

響いた。

スタートアップに関わる人

スタートアップに関わる人は

バスに乗るか、乗らないかのどちらかしかない。 フルタイムか、雇わないか、にしたほうがいいって話。 たしかに、体重乗っけて一緒にやると、楽しい感じがしていいよね。

営業とか大事って話

差別化されていないプロダクトでも、営業と販売が優れていれば独占を築くことはできる。

はじめから、完全に強い製品なんて作れない。売り方も大事。

プロフェッショナルとは?的な

弁護士は多面的な問題への解決策を、相手に応じて違うように説明できなければならない--- 相手がクライアントか、敵の弁護士か、判事かで、説得方法は変わる。

確かにそうだ。生身のプロの人間は機械とは違う。 コミュニケーションや、コンピュータでは感じ取れない感覚も用いて、仕事をする。

コンピュータは仕事を競う敵か問題

最も価値ある未来の企業は、コンピュータだけでどんな問題を解決できるかとは問わないはずだ。人間が難しい問題を解決するのをコンピュータがどう助けられるだろうかと考えるだろう。

コンピュータを使えるようになるのは、重要ですね。

AIが人類を超えて敵になるのでは問題

冷静な人たちが今後数十年でより良い未来を創っていく可能性は、その両極端の間のどこかにある。

ターミネーターとかマトリックスとか見てる人が不安になるのかな。 どちらにしても、極端じゃなくて、うまくやったほうがいいよねって話。

どんなビジネスも答えを出すべき7つの質問

  1. エンジニアリング
  2. タイミング
  3. 独占
  4. 人材
  5. 販売
  6. 永続性
  7. 隠れた真実

この質問に応えられるように考えるのが大事 この本は、この質問に集約される。

社会目標と利益目標の板挟みに関して

進歩を阻んでいるのは、営利企業の強欲と非営利組織の善行とのぶつかり合いじゃない

なるほど。誰も解決しようと思わないような問題こそ、一番取り組む価値があるか。。。

なんか熱かった言葉

偉大な創業者は、彼ら自身の仕事に価値があるから重要なのではなく、社員みんなから最高の力を引き出せるから重要なのだ。

まとめ

第一歩は、自分の頭で考えることだ。古代人が初めて世界を見たときのような新鮮さと違和感をもって、あらためて世界をみることで、僕たちは世界を作り直し、未来にそれを残すことができる。

シンギュラリティにも触れながら、良い未来をつくる意志付けをしてくれてる良いお言葉です。

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

数年前に買って途中まで読んでたのを最期まで読みきりました。

シンプルに考えるのは非常に難しい。 しかし、シンプルさには魔法があるって本。

そう、シンプルさには魔法があると思う。 悪用もできる。

宗教はシンプルだ。 偽医学も。

人は自分が理解できる程度にシンプルなものが好きだ。 しかし、その裏側には非常に複雑で難解な問題が隠れている。

  • 容赦なく伝える
  • 少人数で取り組む
  • ミニマルに徹する
  • 動かし続ける
  • イメージを利用する
  • フレーズを決める
  • カジュアルに話し合う
  • 不可能を疑う
  • 戦いを挑む

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

邦題だと「影響力の武器」ということで、「影響力は力があるんだなー」的な キャッチーなタイトルではありますが、内容がよくわかりません。 原題としては「Influence - science and practice -」ということで、「影響力の科学と実践」。

なるほど。 ということで、なかなか読み応えのある、影響力を武器とした、

  • 事例
  • 攻め
  • 受け

って感じの本で、確かに人間は状況に影響を受けながら、わりかし本能的に判断をしているなと思いました。 実際に、ある「影響力を武器としたプラクティス」を「攻め」に使われた時の「受け」の際の心構えも書いてありまして、なかなか実践的なだと思います。

一番、心に響いたのは、「コミット」。 つまり、宣言させることで、人はそれを全うしようとすることです。 この性質は自分の成長にも使えるなと。

また、ある人いわく、いわゆるグロースハック的な見方でこの本読むと面白いとのこと。 確かに!

オススメの読み方

  1. 目次
  2. 各章のまとめ
  3. 目次
  4. 本文

なんだったら、本文読まなくてもいいかも。 しかし、本文に事例がのっているので、実際に取り入れたい人にはすごく重要です。

内容

この本で紹介されているのはいかの影響力の武器

  • 返報性
    • 何かあげると、返そうとする心が働く
  • コミットメントと一貫性
    • 宣言すると、やり通したくなる。
    • 自分の一貫性を保ちたい
  • 社会的証明
    • 赤信号みんなで渡れば怖く無い
  • 好意
    • 友達にはいい答えをしたい
  • 権威
    • 権威には逆らえない
  • 希少性
    • レアだと欲しくなる

以上

話すチカラをつくる本

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)

僕は話すのが苦手だ。 いや、違うな。構造的なある問題を、上手く伝えるのが苦手だ。

という、問題意識で読んだので、あんまりマッチしなかった。

この本に書いてあるのは、 何を伝えたいか考えて、一貫性をもって、コミュニケーションしましょうってコトでした。

それはそれで、良い内容だと思いますよ。

How Google Works

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

googleのスゴさは、検索や広告のスゴさはともかくとして、 優秀な人たちを集めて、クリエイティブに仕事をさせる環境を スケールしたことだと思う。

僕はいわゆるプログラマーで、数回転職したことがあるんだけれども、 どのWeb企業も、組織のスケールの仕方や、 どのようにクリエイティブに仕事を進めていくか暗中模索していた。

googleはよく考えてると思う。 もう一つ大事なのは、一貫した哲学をもっていて、それを実践してるなと。 それが、優秀な人たち(スマートクリエイティブ)を引きつける一つの要因だろう。

Redis Cookbook

Redis Cookbook

Redis Cookbook

いまさらRedisかよ感あるかも。。。

なんかここ数年別世界に言ってたような気がしていて、僕はRedisをあまりしらない。 何となくまとまった情報が欲しいなと思って、取り敢えず、使い方さらっとなめようとこの本を手に取りました。

薄い本で、さくさく読めるんですが、割と面白いことをやっていて、 チャットシステムをつくったり、 転置インデックスをredisで実装して検索エンジンを作ったりします。 検索エンジンはNgram的な要素は一切無いですが。

なんか面白そうだなみたいな実装例があったらぜひ手に取ってみてください。 こういうの作ってみたいなーとか、わりとドキドキしながら楽しめました。

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

いま、僕はわりと若い会社、いわゆるスタートアップとか呼ばれる会社で働いている。 わりと初期の段階で入社したので、会社の文化的な側面を担っていると思ってる。

僕は2年くらいマネージャーみたいな経験をしたのちに、またエンジニアに戻ったので、 マネージャーが何をすべきか、じっくり考え、実行する時間があった。

その時に思ったことや、本で読んだことがちゃんとここには書いてあった。

「プログラミングなんて(人件費の安い)海外にふれば良いじゃん」 なんて考えてる会社はwebの分野では多分上手く行かないだろう。

開発者だけでなく、全てのチーム構築に役に立つと思う。 なんにせよ、ソフトウェアは人間が作るものだということを理解するのに役立つ一冊と言えます。

  • 目標や哲学がしっかりした組織で
  • 謙虚(Humility)に、尊敬(Respect)し、信頼(Trust)しあえる環境で
  • チャレンジ出来るゆとりをもって
  • ユーザを大事にする

こうすれば、成功する感じしない? 僕は上手く行きそうな感じがするけどね。