アジャイルソフトウェア開発スクラム (アジャイルソフトウェア開発シリーズ)

アジャイルソフトウェア開発スクラム (アジャイルソフトウェア開発シリーズ)

アジャイルソフトウェア開発スクラム (アジャイルソフトウェア開発シリーズ)


スクラムというと、良くこの本が参考文献として紹介される。


しかし、かなり昔の本なので、最近出ている本と多少の違いがある。
例えば、スプリントの日数だが、この本では割と厳格に30日としてある。
最近のものだと、チームが決断した日数って言うのが普通みたい。


そういった違いを差し引いても読んでおく意味がある。


スクラムで本当に大切なのは、その哲学だ。
もちろん一つ一つのプラクティスも大事なんだが、
根底にある哲学を理解していなければ、スクラムは機能しないだろう。


その哲学や科学的根拠がこの本には含まれている。


気になった部分

  • スプリントのメカニズム p.61
    • プロダクト開発プロジェクトはすべて以下の4つの変数によって制約を受ける
    • 「与えられている時間」「コスト(人とリソース)」「出荷時の品質」「出荷時の機能」
    • スプリントは最初の三つの変数を決定する。
  • スプリントレビュー p.65
  • スクラム管理のサンプル p.73
    • このサンプル解りやすい
  • スクラムをするための説得の部分 p.74
    • スクラムについて詳しく述べたり騒ぎ立てたりしない。プロジェクトの複雑さに対応できる柔軟性をチームに与える。
  • バックログの他の種類 p.82
  • リリースの管理 p.91
    • 動作するソフトウェアを実演することが信頼をえる唯一の方法
  • 「プロジェクトの複雑さ」の図 p.102
  • 人動詞の交流は自動化すべきではない p.116
  • ソフトウェア開発は新規プロダクト開発に類似していて、製造業に類似しているので派に p.117
  • 知識転換の図 p.123
  • スクラムチームの最も重要な価値 p.128
    • 情報の共有
    • 信頼、協調
    • システムを実際に提供
  • 各アプリケーションごとに1チーム、共有リソースのために1チーム p.137


この本はあと何回か目を通す必要がありそうだ。