【ITpro EXPO 2008】独創的な開発のために必要なものは何か?

X-over Development Conferenceで
独創的な開発のために必要なものは何か?
まつもとゆきひろ × ロボットクリエイター高橋智隆
を聴いてきました。


Matzさんはブログも読んでいるし、過去何回か講演を聴きにいった事があります。
高橋さんは初でしたが。ロボットすげー!


保育園児の頃の夢が「科学者←巨大ロボット作る系」だった僕にとって
ロボットクリエーターという職業は衝撃でした。

[良いものをつくる上で心掛けている事]

まつもとさん
・仮想的なユーザ(自分)を想定する。
・最先端をコモディティ化する。パッケージ/デザインを作る価値


高橋さん
・まつもとさんと同じく自分の方向を向いて考える

[独創的な発想はどこからくるのか]

まつもとさん
・アイディアを考える事が常に頭の片隅にある
Rubyは組み合わせの妙、だから、他のアイディア(言語)はみる。
・学校でならったことはコンピュータ科学は役に立っている、基礎は大事。あとはコミュニケーション能力
・数学は苦手


高橋さん
・学校の勉強はあんまり役にたっていない。大学はチャンスを与えてくれるもの

[好きを貫いて対象に没頭するには]

まつもとさん
・うっかりしているとご飯もたべず、睡眠もせずやり過ぎてしまう。
・むしろ家族がひきとどめていてくれる
・こたつでプログラミングしている


高橋さん
・好きだと没頭してしまう
・趣味(車)もロボット作りもいっしょくたに考えている。
・天才というよりは、変態/変人にちかいと思う
・朝起きるのがつらいので、起業したようなもの
・モチベーションが落ちたときは、やる気をつける為に、ネットで自分のような境遇の人の記事などを読む

[10年後、20年後Ruby・ロボットはどうなる]

まつもとさん
プログラミング言語の寿命は長いからのんびりと普及しているのではないか。


高橋さん
・開発者の考え方と違った形でユーザに使われ始めているのではないか
・ライフスタイルの一つとしてロボットが使われるようになってくるはず



良いお話を聴くことができました。
高橋さんの
「僕はグータラだから、やる気をどうやってだすか?が僕の人生のテーマ」
という話になんだかぐっと来ました。


グータラ度では負ける気がしません。