SCons速習講座

これは、SConsCrashCourseの和訳です。
間違ってたら指摘してね。


Sconsはmakeの代替ツールです。
makeがMakefileを探すように、sconsはデフォルトでSConstructファイルを探します。
(Sconsの基本的な使用法はpythonを知らなくても大丈夫です。)


より高度な使い方に関しては、SconsProcessOverviewを参照してください。


sconsが動くとき、自動的にEnvironmentクラスがインポートされます。
初めに、Environmentクラスのインスタンスを作ってください。
(厳密に最初にやる必要があるワケではありませんが、しかし結局は必要になるのでやってしまいましょう。)

env = Environment()

これが基本的な環境のセットアップです。
次にターゲットを設定します。

env.Program(target='bar', source=['foo.c']

この設定によって、foo.cからプログラムbarが作られます。


もっと複雑なプログラムの場合、より特別なセットアップする必要があります。
例えば、コンパイラのフラグを設定したりとか、ディレクトリのインクルードとか。


CファイルのCCFLAGSもしくはC++のCPPFLAGSパラメータを指定する場合、以下のような書式を使用します。また、man pageConfiguration File Reference項目も参考にしてください。

# directly when constructing your Environment
env = Environment(CCFLAGS='-O3')

# ... or appending it later
env.Append(CCFLAGS='-O3')